居場所のわからない相手を探し、養子縁組の解消(離縁)をした事例

離婚問題

居場所のわからない相手を探し、養子縁組の解消(離縁)をした事例

依頼者の属性
30代
男性
会社員
相手の属性
30代
女性
パート
子供有
受任内容
離縁交渉

事案の概要

ご依頼者様は、前夫との間に既に子供が3人いた相手方と結婚し(3人の子供と養子縁組)、子供が1人生まれましたが、喧嘩が続いてしまい、突然、相手方が記入済みの離婚届を残して、子供4人とともに別居するに至りました。
ご依頼者様としては、話し合いを進めようとしたものの、相手方の行方が分からず、協議のしようがないということで、そのまま離婚届の残りを記入して、提出するに至りました。

その後、数年が経過して、ご依頼者様として戸籍を取得した際に、3人の子供と養子縁組したままであることに気付き、養子縁組の解消をしたかったものの、相手方及び3人の子供の居場所も分からず、弊所にご相談されました。

弁護方針・弁護士対応

担当弁護士は、相手方としても、離婚後の自身の戸籍に子供3人がいないことは解消したいはずと考えて、相手方の行方を捜し、交渉での介入をすることとしました。

相手方の行方については、ご依頼者様の戸籍から、相手方の戸籍を辿り、相手方の戸籍の附票を取得して、現在の住所地を確認しました。
速やかに協議離縁を成立させたいご意向もあったことから、柔らかな表現の通知書面を送付したところ、相手方と無事連絡が取れて、離縁することが3人の子供を監護する相手方にとっても利点があることを説明して、無事、離縁の合意を獲得しました。

しかし、相手方として、離縁の手続について十分に理解されていない様子であったことから、担当弁護士が離縁届などを用意して、相手方に送付して、相手方のほうで、手続きを行ってもらうように調整しました。

弁護士法人ALG&Associates

神戸法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

最終的には、担当弁護士が交渉をうまくまとめて、無事離縁手続きを取ってもらうことができました。
その結果、ご依頼者様の戸籍からは、3人の子供の記載はなくなり、無事相手方の戸籍に入ってもらうことができました。
相手方が行方不明の場合でも、弁護士であれば、戸籍等を辿って、住民票の情報などを掴むことができるため、弁護士だからこそ解決できた事案と言えます。

本件のように、相手方がどこにいるか分からないが、必要な手続きがあるという方は、弁護士であれば、相手方の住まいを探すなどできますので、離婚問題に精通した弁護士法人ALGの神戸法律事務所の弁護士にぜひ一度ご相談ください。

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