ご依頼者様は、同業職の相手方と知り合い、交際し、その後結婚するに至りましたが、数年後、突然相手方から別居を切り出されました。
ご依頼者様としては、相手方が主張する別居の理由について疑問に思い、女性の影を疑い、探偵を入れることとしました。
その結果、相手方は、別の女性との交際を開始していたようであり、ホテルに入るなどの証拠も押さえることができました。

しかし、その不貞について相手方に連絡しても、相手方は認めず、逆に早期の離婚を要求してくるほどであり、ご依頼者様としては、相手方との協議に疲弊し、相手方とこれ以上協議はしたくない、代わりに弁護士に間に入ってほしいということで、弊所にご相談されました。

担当弁護士は、ご依頼者様として相手方と直接協議を進めていくことに疲弊されていたために、不貞が原因での離婚慰謝料の獲得を見据えて、まずは、早期解決のために、協議離婚での離婚の成立を進めるべきとして、交渉での介入をすることとしました。

相手方にも弁護士が就き、不貞の証拠を突きつけるなどして強気に交渉を進めていくと、相手方弁護士としては、こちらの請求に徐々の応じる態度を示してきました。

特に、離婚慰謝料及び相当額の財産分与を求めていたところ、相手方がご依頼者様に離婚を求める態度を示してきたことから、有責配偶者の主張も追加していったところ、相手方も徐々にこちらの請求額に合わせるように増額の提案をしてきて、最終的には、慰謝料及び財産分与等として７５０万円もの経済的利益を獲得する形での合意が成立しました。